New

センターつうしん No.93

93号は、巻頭に鈴木大裕さんの「2018 みやぎ教育のつどい」での講演内容をまとめ掲載しました。先生方が集まると現在の文科省や教育委員会の政策に対する不満や学校現場の苦悩がいろいろと聞かれます。その背景と現在の教育政策が日本の教育をどのように変えようとしているのか、変えていっているのか。そのことを考えるとてもよい提言となっているように思います。
教育時評では、部活問題で大活躍されている神谷さんに、部活問題にも触れながら今まさに様々に論じられている「教師の働き方改革」について論じてもらいました。合わせてお読みいただければと思います。
また『つうしん92号』を読んだ読者からうれしい声が寄せられました。このような動きや声が寄せられることは、センターの今後にとっても非常に重要なことと思います。つうしん読者のみなさんからの声を、今後ともたくさんお寄せください。

New

別冊19号 子ども 教育 文化

巻頭は、掛川恵一さんが「黒川夏の学校」で取り組んだ道徳の授業です。道徳は、教科書教材でなければならないということはありません。クラスの子どもたちの現状や課題、また社会や生活の課題の中から題材やテーマを決め、創造的に取り組まれてもいいはずです。そういう試みの一つとして、掛川さんに実践の報告をお願いしました。
また前回より連載が始まった「宮城の教師」では、門真隆さんを取り上げました。元同僚の先生方をはじめ、当時の子どもたちも門真さんとの出会いと学びの中で、今の自分を育んできたことが、それぞれの語りから見えてきます。

New

センターつうしん No.92

文科省は、7月末に全国学力テストの結果を公表しました。仙台市を除く宮城県内の小学校の平均正答率は全国最下位、中学校も低迷しているとのこと。これでまた県内の小中学校は、各市町村教育委員会の号令で「学力向上」のための「学力対策」が講じられることになるのでしょうか。
その一方で、軽んじられてきたのが表現教育の領域です。学校現場の声を聞くと、校内研究のテーマはほとんどが国語か算数、昨年あたりからはそれに道徳や外国語(英語)が加わっているものの、音楽・図工美術・体育などの教科は姿を消しているということです。数値化して比較でき、テストや受験にかかわる主要五教科のみがあたかも学校教育の役割のような状況になっています。
そこで、今回のつうしんでは特集を「『生きること』としての表現」とし、現センター代表の数見、前代表の中森、そして現在は日体大に籍を置く久保健さんの3人の研究者による鼎談、そして教育現場からは作文・絵画・音楽の3分野の実践と子どもの様子を寄稿していただきました。改めて「表現の教育」の今日的な意味と役割を考え合いたいと思います。

New

センターつうしん No.91

子どもたちの豊かな生活や確かな学びを保障しようと活動しているのは学校だけではありません。
特集では、県内各地で子どもたちの居場所づくりを通して活動を続けているみなさんに、その活動の一端や願いを寄せていただきました。
また震災に関わっては「教育時評」で、大川小訴訟の高裁判決をどう読みどう受けとめたらよいか、「おすすめBOOK」で、徳水博志さんの教育実践をまとめた著書『震災と向き合う子どもたち』について紹介、さらに石巻の阿部美弥子さんには「3・11被災地からの便り」として被災地の現状や人々の暮らしと心情について寄せてもらいました。
西日本をおそった今回の豪雨による被害は、3・11の姿と重なって見えます。被災したみなさんの生活と心に光明がもどってくることを願っています。自然と人間、いのちとは。どれも教育の大きなテーマです。学校や家庭で、子どもたちと向き合い考えていきたいです。

New

別冊18号 子ども 教育 文化

巻頭は、小野寺浩之さんの小学校における俳句・短歌の授業実践記録です。小野寺さんの実践は、すでに昨年の「こくご講座」や今年初めの「冬の学習会」などの場で話をしていただいてきました。改めて、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、お忙しいなか執筆をお願いしました。子どもたちの俳句や短歌に、今の子どもの生活や願いが反映されています。
「私の出会った子どもたち」では、元中学校教師の森達さんは震災時の教え子兄妹のことを、元小学校教師の渡部やす子さんは、ご自身の教師生活を振り返りながら心に残る子どもとの出来事を書いてくださいました。
これまでの「宮城の教育遺産」には一区切りつけて、今号から新たな企画として「宮城の教師」に取り組みます。宮城の多くの先達の中から、今の先生方にも知ってほしい、学んでほしい教師の姿や実践の記録を紹介します。今回は、遠藤惟也さんです。

New

センターつうしん No.90

現在、仙台では子どものいじめ自死について様々な会議や取り組みが行われています。しかしどれもいじめ対策・対応どまりのものにすぎません。巻頭には、これまで継続的に取り組んできたいじめの学習会も踏まえて、太田先生にいじめについての論考を寄せていただきました。
また昨年12月2日に行われた中村桂子さんによる高校生公開授業の内容と感想を、現在は東北福祉大学で仕事をされている鎌田さんにお願いしました。
どちらもいのちをどう考え、向き合うのか。その問題が通底してあるように思います。他の常設コーナーをはじめ、前号89号の中森・数見対談を読んでの感想など、どれも読みごたえのある内容となってます。

New

センターつうしん No.89

教育は子どもたちのいのちを守り・はぐくむ営為であり、学校はその教育を担う中心のはずですが、震災や最近のいじめ自死など、学校という場で尊い子どもたちのいのちが奪われる悲しい事態が起きています。
今回は、子どもたちのいのちをめぐり今日の教育・学校の何が問題であり、また課題となっているのか、前代表の中森と現代表の数見で対談し考え合いました。
一方、様々な教育や子どもの成長をめぐる困難が指摘されるなかにあって、たくましく未来に生きていこうとする若者たちの取り組みや姿もあります。そのような若者たちの取り組みについても報告します。ぜひお読み下さい。

New

センターつうしん No.88

「いじめ」という名詞が広辞苑に登場するのは1991年の第4版から。ということは、社会的に「いじめ」が認知され社会現象化し始めたのは80年代ということになる。全国各地でいじめ自死が問題になっている。仙台でもいじめ自死が続き、新聞などで大きく報じられた。今やいじめ・いじめられ体験は、誰もが経験する可能性のある出来事となり、特別な事象ではなくなってさえいる。
88号は、「いじめ」について学校現場の受け止めや対応の実態、さらには「いじめ」について研究者や法曹界からも声を寄せていただき、みんなで考え合うきっかけになればと編集しました。

New

別冊17号 子ども 教育 文化

養育される世界から自立する世界へと大きく歩み出す高校生たちの進路指導がどのようになされているのか。高校教師の石垣さんが、一人の生徒との関わりを中心にしながら進路指導の難しさや大変さとともに、教師としての喜びや生きがいを報告してくれています。
16号に続き、3人の方から、自らの教師生活を顧みるなかで印象に残る子どもとの出会いや関わり、ふと思い出す光景やすがたを寄せてもらいました。
また「宮城の教育遺産」では、宮城県教職員組合が長年発行し続けてきた『教育文化』誕生のいきさつ、創刊に込められた思いや願い、その中での出来事などをまとめました。自分たちにとって真に何が大切で必要なのか? そこから生まれてくる自由で豊かな精神と、楽天的で自由闊達な創造的な取り組みに驚かされます。

バックナンバー

これまで発行された「センターつうしん」(※PDF版はありません)

〔 № 〕 〔 主なテーマ 〕
57号 授業検討会報告
56号 学校のいま、そして、これから
55号 全国交流集会報告
54号 太田直道先生に聞くー子どもの心と教育
53号 学校教育の危機(困難)のなかで・・
52号 子どもたちの今を見つめて・・
51号 わたしを支えているもの
50号 子どものこと子どもとのこと
49号 高校生の学びから授業を問う
48号 「家族」を考える
47号 「地域と学校」を考える
46号 学区問題とあるべき高校教育を考える
45号 教育の魅力・教師の生甲斐
44号 教員評循と教師の仕事
43号 学校に押し寄せる「制度改革」を考える
42号 小森陽一・高校生との「授業ライブ」報告
41号 いま、子どもたちは
40号 人が人になることを考える
39号 わたしの受けた歴史教育
38号 学校を考える
37号 日本国憲法を考える
36号 子どもの育つとき
35号 習熟度別指導を考える
34号 学校をつくる
33号 教師が育つとき
32号 中教審答申「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」の批判
31号 学力と授業を問う
30号 学校選択制を考える
29号 教育課程と学校づくり
28号 放課後の子どもたち
27号 開かれた学校づくり
26号 教育改革国民会議報告の批判簑
25号 教育基本法を読む
24号 今を生きる高校生たちの世界
23号 県教委・県立高校将来構想検討素案の吟味
22号 学校変革への道一教育改革は学校の変革から
21号 公立男女共学化の早期完全実施を
20号 国旗・国歌の法制化と教育
19号 宮城の教育改革への提言(中間報告)
18号 教育における「規制緩和」
17号 障害児教育
16号 子どもは変わったか
15号 『教育改革』を問う一誰のための教育改革か
14号 いま中学校と中学生は(2)
13号 「小学校近現代史授業プラン(試案)」に対する不当介入間題
12号 いま中学校と中学生は(1)
10・11合併号 「コルチャック先生ゆかりの地とアウシュビッツを訪ねるポーランドの旅」報告
9号 教育の困難に立ち向かう
8号 「戦後」はまだ終わらない
7号 「戦後50年・15年戦争の史実を現地に学ぶ中国の旅」報告
6号 「オウム」と若者・教育
5号 「いじめ・不登校」問題に患う
4号 「いじめ」問題に思う
3号 研究小委員会いよいよ始動
2号 子どもの権利条約は私の味方
1号 研究センター発足にあたって