別冊18号 子ども 教育 文化

巻頭は、小野寺浩之さんの小学校における俳句・短歌の授業実践記録です。小野寺さんの実践は、すでに昨年の「こくご講座」や今年初めの「冬の学習会」などの場で話をしていただいてきました。改めて、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、お忙しいなか執筆をお願いしました。子どもたちの俳句や短歌に、今の子どもの生活や願いが反映されています。
「私の出会った子どもたち」では、元中学校教師の森達さんは震災時の教え子兄妹のことを、元小学校教師の渡部やす子さんは、ご自身の教師生活を振り返りながら心に残る子どもとの出来事を書いてくださいました。
これまでの「宮城の教育遺産」には一区切りつけて、今号から新たな企画として「宮城の教師」に取り組みます。宮城の多くの先達の中から、今の先生方にも知ってほしい、学んでほしい教師の姿や実践の記録を紹介します。今回は、遠藤惟也さんです。

目次
タ イ ト ル 著  者 P.
生きること・学ぶ意味を問い直す俳句・短歌 小野寺 浩之 1
小野寺さんの仕事に寄せて 春日 辰夫 6
私の出会った子どもたち
若い力が復興の担い手になってこそ 森 達 8
小鳥を支える庭木のように・・・ 渡部 やす子 10
宮城の教師1「遠藤惟也 その仕事と言葉」
いま、学校現場に遠藤惟也先生が必要だ 高橋 達郎 12
表現活動と惟也先生 宍戸 保子 16
白川小での新米教師が学んだこと 毛利 正子 17
あれから12年 高橋 研一 19