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センターつうしん No.119

 今号は、「デジタル時代の子どもの遊び」をテーマに特集を組みました。特集の巻頭は、尚絅学院大学の東義也さんに「デジタル時代に考える子どもの遊びと自然」と題して、遊びの意味と、遊びと深く関わる自然の教育力などについて貴重な提言をしていただきました。また小・中・高や児童館の先生、そして保護者のみなさんから子どもたち・生徒たちの「遊び」の様子と思いを報告してもらいました。最終ページのひと言でも、運営委員の安達喜美子さんが遊びの大切さについて触れています。
 特集を読みながら、幼少期の「遊び」については虫取り、鬼ごっこやかくれんぼ、野球やサッカー、カードゲームなど具体的にイメージが持てますが、中学生の「遊び」そして高校生の「遊び」と年齢が上がるにつれ、「遊び」という言葉で括られるその中身やイメージは人それぞれにずいぶん違うのかもしれない? そんなことも感じました。改めて「遊び」って何だろうと考えさせられました。
 また今号から新企画として、宮城県内の先生方が自主的に取り組んでいる学習サークル活動を「サークル訪問」として紹介していきます。第1回となる今回は、「黒川理科研究会」「極地方式研究会」「科学教育研究協議会」、3つの理科サークルについて紹介してもらいました。「授業への招待」では、今回から4回シリーズで算数の授業づくりについてお届けする予定です。ご期待ください。
 さらに教育とは表裏一体、不可分の関係にあるのが学問研究です。その学問研究のあり方をめぐって大きな問題となっている一つに日本学術会議の法人化があります。弁護士でセンター運営委員でもある小幡佳緒里さんにその問題性について論じてもらいました。またこの問題については、私たち研究センターとしての「声明文」も掲載しました。

 

 

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