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『教育』を読む会11月例会
日 時 2024年11月16日(土)
10:00~12:00
会 場 みやぎ教育文化研究センター
会場の詳細はこちら
参加費 無料
テキスト 『教育』2024年11月号
内 容

【11月号】
特集1  学校の「男性性」を問う
特集2  先生が学校を休むとき

 日本はジェンダー後進国だが、教育の世界は比較的平等だと思われている。しかし本当にそうだろうか。学校教育の内包する男性性への視座がなければ、誰のどのような声が奪われているのか気づきようがない。特集1では、子どもも教師も命とからだを大切にして生きる学校を生むために、学校の男性性を考える。特集の論稿と実践から、新たな学校教育の萌芽を考えてみたい。

 慢性的な仕事量の増大による多忙化と過剰負担、にもかかわらず増えない学校の教員数。過酷な学校現場のなかで精神疾患で病気休暇や休職に至る教職員が毎年増加している。今の学校は、年度はじめの教員欠員に加えて、産休や病休の代替教員も見つからない事態になっている。特集2では、過重労働と教員不足の悪循環の中で、教員の休む権利はどのように行使されているのか、教職の専門性が保障される職場環境をつくっていくために何が必要かを考えてみたい。(各特集の扉の言葉を参考にして)

前回の
様子

 10月の例会は、10月12日に行いました。参加者は9名でした。
 今回は、特集1『学習指導要領体制を乗り越える』から、石井拓児さんの「教育実践にとっての学習指導要領との向きあい方」を輪読し、話し合いました。
 話し合いでは、若いときに校長先生から《子どもが転校する時などに、授業していないところがあると困るから、指導要領通りにやるように》と言われたことがあるとか、今は《学力テストがあるから、ここまではちゃんとやるように》と言われ、指導要領や教科書に縛られていると感じるとの声がある一方で、《多くの先生は縛られているという意識はないし、教科書で教えるでなく、教科書を教えるが当たり前になっていると感じる》という声も。学習指導要領を意識するか否かに関わらず、少なくとも実態として《浸透している》状況にあると考えてよいのではないだろうか。
 また教科によっても学習指導要領に対する見方は、見え方はずいぶん違うのかもしれない。体育などは、しばらく前は「体力づくり」だったが、今は「楽しく」にころっと変わってしまった。それぞれの体育の活動の関連性や系統性もあまり考えられていないように思うとの意見なども出された。学習指導要領の話から、次第に話は今の学校現場の教科指導や生徒指導のあり方などにも広がった。