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いじめ問題を考えるー【第1部】いじ め問題の考察

【太田 直道さんプロフィール】
1946年、大阪府生まれ。1969年京都大学文学部哲学科卒業。1975年名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、名古屋大学文学部助手を経て宮城教育大学へ。現在、宮城教育大学名誉教授。
カント哲学を中心に古代から現代までの哲学・思想に精通し、また文芸から芸能など人間の思索と表現についても造詣が深い。
主な著作に『精神の描きかた 「足もと哲学」への誘い』『揺れる子どもの心』『カントの人間哲学 反省的判断論の構造と展開』『生き方の道徳教育 現代道徳哲学二十講』『人間の時間 時間の美学試論』など多数。
さらに3.11の大震災により人間と現代文明の存在自体が問われるなか人間精神3部作ともいえる『人間精神の哲学史ー震災時代を生きるための哲学ー』『人間教育の哲学史ー人間は何を教えてきたかー』『人間とその術 人間は何を作ってよいか』を上梓する。

今回の『いじめ問題を考えるー【第1部】いじめ問題の考察』は、これまでのいじめに関わるさまざまな先行研究に分け入って考察を深め、当研究センターの「道徳と教育を考える会」で報告したものを改めてまとめたものとなっている。