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イジメ・トラウマ大陸としての児童期

【清 眞人さんプロフィール】
1949年生まれ。早稲田大学政経学部卒業、同大学院文学研究科哲学専攻・博士課程修了。元近畿大学文芸学部教授。
主な著作に『言葉さえ見つけることができれば』『空想哲学スクール』『<受難した子供の眼差し>とサルトル』『経験の危機を生きる 応答の絆の再生へ』『実存と暴力−−後期サルトル思想の復権』『《想像的人間》としてのニーチェ――実存分析的読解』『いのちを生きる いのちと遊ぶ――the philosophy of life』『創造の生へ――小さいけれど別な空間を創る』『聖書論Ⅰ・Ⅱ』『フロムと神秘主義』など多数。

哲学研究として主にサルトルやニーチェを中心に論じてきたが、単に研究対象として彼らを論じるのではなく、つねに自らの生き方と関わらせ、ときに対峙しながらそれらの研究がなされてきた。そのことは、著作におけるその語り口によくあらわれている。また、研究領域だけでない多彩な著作群にもそのことは見てとれよう。
今回の「イジメ・トラウマ大陸としての児童期』も、大学教師としての教育実践そのものから生み出されたものであり、イジメが若者たちの人生にどのような影を落としているのかを考える貴重な報告となっている。