New

道徳と教育を考える会 2月例会(隔月開催)

日時 2024年2月5日(月)
13:30~16:00
会場 みやぎ教育文化研究センター
会場の詳細はこちら
参加費 無料
テキスト 当日配布
内容

今回は、江戸後期の商人であり学者の山形蟠桃を取り上げます。山形蟠桃は、今の兵庫県に生まれ、幼少より大阪の両替商の升屋に仕え24歳の若さで番頭となり、傾いていた経営を立て直し繁盛させた。また宮城とも縁があり、財政破綻した仙台藩を再建させてもいる。このような経営的才覚をもつ山形蟠桃は、他方で学問にも励み、死の前年に主著となる『夢の代』を完成させた。
ウキペディアによると山形蟠桃は「極めて唯物論的な立場を取り、天文、宗教、経済、歴史等を百科全書的に論じた『夢の代』は、無鬼論(無神論)の主張、地動説の支持、応神天皇以前の日本書紀の真実性の否定など先進的な持論を展開した」という。

前回の
様子

10月の会に引き続いて、本居宣長について太田先生作成の資料を読み進め学習しました。今回の抜粋資料は、主に本居宣長の「文芸的感受性」を中心にしたものでした。
はじめに小林秀雄著『本居宣長』(新潮社1977年)からの抜粋資料をもとに、本居宣長が「感じること」と「知ること」、情(こころ)と物のあわれ、歌と言語の成立、私たちの言語活動などをどのように考えていたかを把握しました。
その上で、歌について論じた初期代表作の『石上私淑言』、紫式部・源氏物語について論じた『紫文要領』『源氏物語玉の小櫛』、学問論や国学論について書かれた『宇比山踏』を読み進めました。