ゼミナールsirube 3月例会
日 時 | 2019年3月18日(月) 13:30~16:30 |
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会 場 | みやぎ教育文化研究センター 会場の詳細はこちら |
参加費 | 無料 |
テキスト | 当日配布 |
内 容 | 太田先生作成の資料をもとにしながらデュルケームの道徳教育論を中心に読み進めていきます。どうぞご参加ください。 |
前回の 様子 |
エレン・ケイ(1829年―1926年)はスウェーデンの裕福な貴族の家に生まれた。彼女の生きた時代は19世紀後半の激しい革命・労働運動の時代であり、他方では前回スペンサーの際にも触れたダーウィンの進化論が社会を席巻した時代でもあった。このような時代の中で彼女は婦人解放思想家として、また教育思想家として大きな役割と業績を果たしていった。今回は、彼女の代表的著作である『児童の世紀』を読み進めながら彼女の教育思想についてみていったが、太田先生に言わせれば、彼女の婦人解放思想と教育思想とは一体であるため、両者についてきちんと押さえておく必要があるという。 では彼女自身は、子育て・教育について、あるいは社会のあり方についてどのような考えや展望を持っていたのでしょうか。先に彼女の生きた時代は革命や労働運動の時代であり、またダーウィンの進化論が大きな衝撃を持って迎えられた時代だと述べましたが、それらの影響のなかで、彼女はよりよい人間、よりよい社会を求めて自らの思想を展開していきます。その意味では、時代の大きな変革期にありながらも彼女は悲観せず、未来について希望を持っていたように思います。 |