年月日 : 2011/8/23
投稿者 : 渡辺やす子さん
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講座・戦後教育実践書を読む

8月3日宮城教育研究センターの「山びこ学校」を読む講座に参加して

「山びこ学校」、なんと懐かしい響きを持つ言葉でしょう。

学生時代に読んで、中学生ぐらいの子どもが深刻な作文を書くなあぐらいにしか思わなかったのですが、それを書かせる教師の仕事が終わった今、再び向き合う機会が得られました。

田中武雄さんは、この本が生まれた背景と無着成恭さんをめぐるさまざまな問題を資料や映像を織り交ぜながら詳しく話され、興味津々で聞き入りました。

ご一緒した浅井さんとも「現場の先生たちにも聞かせたかったね」と話し合いました。
残念ながら具体的な作文の中身を話し合う時間が足りなかったので、次回かいつか日を改めてまた読みあえたらと思いました。

そして、「山びこ学校」が現代の私たちに語りかけるものについても意見の交換ができたらと思います。
ところで先日の最初の話題は「いつどのように山びこ学校と出合ったか」でしたね。

私の場合は、サークルの先輩が「無着成恭のすごさは」「山びこ学校の限界は」と口角泡を飛ばして議論しているのを聞いてちんぷんかんぷん、そこで本屋で買って読んで、冒頭のお粗末な感想を抱いてそれっきりといったところです(恥ずかしいので黙っていました)。

無着さんに関してはさまざまな評価がなされているようですが、議論の数だけすごい人なのだと思います。彼が提起している問題をこれからも考えていきたいと思います。現場の教師を誘いながら。

8月14日