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『教育』を読む会 10月例会

日時 2019年10月19日(土)
10:00~12:00
会場 みやぎ教育文化研究センター
会場の詳細はこちら
参加費 無料
テキスト 『教育』2019年10月号
内容

特集1 過敏な子ども、固まる子ども
特集2 児童期の子どもたちと泣き笑い

自分の思いや感情を上手に出せなくて友達に乱暴したり怒ったりする子や、逆に押し黙って固まってしまう子など、様々な葛藤や生きづらさを抱えてもがき苦しんでいる子ども達がいます。特集1は、その子ども達・若者たちの実像に迫り、彼らが提起している問題について考えます。
特集2は、近年の「○○スタンダード」や「めざすべき子ども像」などが先に決められ、ありのままの姿がなかなか出しづらい現状を生きる児童期の子どもたち。その彼らの姿から見えてくる願いや思いと、一方それに向きあい伴走する教師や学童の指導員の姿から、児童期の子ども達の今を考えたいと思います。

前回の
様子

今回は2019年9月号の特集1「縛られる学校、自らを縛る教師たち」をもとに議論しました。

特に議論になったのは、(1)1970年代からみられた管理主義と、現在のスタンダード化では、その性格や背景にどのような違いがあるのだろうかということでした。
もう一つは、(2)学校・教師が自らを「縛る」状態が広まるなかで、こうした状況をいかに打開する展望があるのかということでした。

(1)については、「教員文化の収縮とマニュアルによる代替」(松田洋介論文、36頁)や、学校で共有されてきた(とされる)規範が教師を「縛る」資源(=相互行為のなかで参照されることで、対象を理解する枠組みとして使用されうるもの)となっている(鈴木雅博論文)という説明もありますが、もう少し現在の情勢とその背景をクリアに記述できないだろうかという期待も生まれました。
何かおかしいと思うことがあっても、それを口に出してよいものか、口に出してしまったら孤立するのではないか、そうだねと言ってくれる人がいなかったら・・・お互いがそのように思い、とりあえず「決まっている」こと、「やらなければならない」ことを相互確認し続けるうちに自縄自縛が強まっていく状況は指摘できそうですが。

(2)については、塩崎さんや曽和さんの対応にその糸口をみることもできそうですが、より若い世代の教師に同じことができるだろうか。どうすればいま、中堅の世代の経験と戦略をより若い世代に継承していけるのかについても考えていかなければならないのでしょう。(本田)